1月10日の「ナニコレ珍百景」で現在72歳の日本人第1号女性プロボクサーの高築正子さんが紹介されます。
高築正子さんは72歳となった現在もトレーナーとして後進の育成をされているとのことです。そこで今回は高築正子さんにスポットを当てていきたいと思います。
高築正子の経歴(プロフィール)
名前:高築正子(たかつきまさこ)
年齢:72歳(2021年1月現在)
出身:埼玉県蕨市
身長163㎝
階級:ライト級
日本人第1号の女性プロボクサーとなった高築正子さんはどのような経緯でボクシングを始めたのでしょうか・・・
小学生の頃は柔道に打ち込んでいた高築正子さんですが、日本で初開催された世界バンダム級タイトルマッチを見てボクシングに興味を持ち、17歳の時になんと高校を中退して元環太平洋スーパーフェザー級チャンピオンの勝又行雄が小岩に開いたボクシングジムに入門します。
その後22歳で埼玉中央ボクシングジムで男子の練習生としてスパーリングを繰り返したといいます。1974年4月18日には後楽園ホールにてエキシビジョンマッチを開催しています。
ボクシングマガジン1976年5月号より。この後アメリカへ渡り、日本人女子プロボクサー第一号となる高築正子さんの記事が!確かに「最近、高築さんのアメリカ遠征が具体化している」と書いてある。#ボクシング pic.twitter.com/WkgKPYG2Gl
— 川口アキラ (@takawo22222) August 8, 2018
当時日本では女性プロボクシングが解禁されておらず1976年8月に協栄ジムの金平正紀会長の紹介で単身アメリカカリフォルニア州ロサンゼルスに渡米し、女子ライセンスを取得した。
日本では1950年代に石倉節子対菅間和子が女性同士の初のボクシングの試合をして、同じく日比谷公会堂でも試合をして以来、女子ボクシングが認められていませんでした。
9月30日にカリフォルニア州のオリンピック・オートデリアムで女性ボクサー第1号のレディ・タイガーことマリアン・鳥見あー相手にデビュー。結果は判定負けであった。
その後全米ウェルター級5位まで上り詰め一躍話題を集めました。マリアン・トリミアーは後に日本で全日本女子プロレスのデビル雅美と異種格闘技戦を行っている。
1978年に帰国して初めてリングに上がりキックボクサーと対戦した。全日本女子格闘技連盟コミッショナーの山口シヅエが人手する全日本女子プロボクシング王座を獲得しています。
高築正子の通算戦績(生涯成績)
日本人初女子プロボクサーとなり、全米ウェルター級5位まで上り詰め、33歳まで現役を続けた高築正子さんの現役時代の戦績はこちらになります。
通算戦績:13戦8勝2敗1分
試合数がちょっと少ない感じがしますが、もしかしたら女子プロボクサーの数が男子の比べて少なかったからなのかもしれませんね?
ボクシング引退後は千葉県狭山市にて居酒屋を営んでいましたが、ガッツ石松さんの紹介で栃木県小山氏にあるフィットネス・スパTRSでトレーナーとして5年間指導に当たった。
高築正子は現在どこのジムでトレーナーをしている?
2日本人第1号女子プロボクサーの高築正子さんですが、現在は埼玉県川口市で元日本フェザー級王者のスパイダー根本さんのスパイダー根本ボクシングジムでトレーナーとして後進の育成に当たられています。
埼玉県蕨市のスパイダー根本ボクシングジム様に伺わせて頂きました(^ ^)
— BODYMAKER 稲垣 (@560inagaki) August 26, 2016
根本会長は日本チャンピオンを13回も防衛された凄い経歴の方です。
お忙しい中貴重なお話をして頂きましてありがとうございました(^ ^)#bodymaker pic.twitter.com/EEuNiJdQaM
こちらが高築正子さんがトレーナーをされているスパイダー根本ボクシングジムです!
健康づくりコース、アマチュア育成コース、プロボクサー育成コースと間口が広いボクシングジムのようです。
ウェブサイトもあります!
指導者のページを見てみると高築正子さんの名前がありましたよ!
おわりに!
今でこそ女子ボクシングがあります。南海キャンディーズのしずちゃんも女子ボクサーですよね!しかい当時は日本で女子ボクシング自体なかったのですから、高築正子さんが女子プロボクサーとなるまでには相応を絶するご苦労があったのではないかと思います。
高築正子さんは女子プロボクシング界のレジェンドですよね!もっと取り上げられてもいいのではないでしょうか!
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