今回は1994年に発生した中華航空140便墜落事故の原因や当時子供だった生存者の現在などについてお伝えしていきます。
この危険が「仰天ニュース」で取り上げられます。なぜ最新鋭の飛行機がこの様な事故を起こしてしまったのか?
二度とあってはならない事故ですので、原因を理解しておくというのは重要だと思います。
中華航空140便墜落事故の原因とは?
中華航空140便は副操縦士が操縦し着陸に向け順調に下降を続けていました。
ところが副操縦士が誤ってゴー・レバー(着陸やり直し)を作動させてしまいます。この事によって機体はゴー・アラウンドモードになりました。
機長は副操縦士にゴー・レバーの解除を指示しますが、副操縦士は解除しないままオートパイロットを起動させてしまいます。
そのため機体の機首は上昇していきます。副操縦士は着陸態勢をとる為に操縦桿を押して機首を下げようとします。
昇降舵は機首下げの限界まで、尾翼の水平安定板は機首上げ限界まで達してへの字に曲がってしまい機体は異常体制となります。
立て直しを図ろうとしたコンピューターはエンジン出力を上げる失速防止装置を作動させます。このことによって中華航空140便の機首はさらに上向きになりました。
機長が操縦を変わって着陸をやり直そうとしたものの異常な体制となっていた機体は急上昇したために失速し、サイあくの事態となってしまいました。
自動と主導の操作が行われてしまったわけですが、当時は警報装置などは装備されていなかったのです。
中華航空140便墜落事故の原因の原因は副操縦士がゴー・レバーを誤って作動させたことに端を発しています。
コンピューターは着陸やり直しをしようとしているのに対し、機長と副操縦士は着陸させようと操縦していたのです。
中華航空が過去にも同様の事故があたにもかかわらずオートパイロットの回収情報が注意喚起が十分になされていなかったことも原因の一つとなっています。
運輸省航空機事故調査委員会は「様々な要因が複合的に絡んだ事故」と結論付けています。
中華航空140便墜落事故の子供だった生存者 長谷部さんの現在
中華航空140便墜落事故の生存者で当時子供だった長谷部義弘さんについてネットニュースの記事で見ましたのでお伝えします。
長谷部さんはフィリピン人の母親と帰省した帰りにこの飛行機事故にあい、母親を亡くしています。
当時3歳だった長谷部さんは、現在32歳となって名古屋市で飲食店を経営されてるとのことです。
5年前に結婚し、2歳になる長男と共に「嫌なことがあっても飛行機事故と比較して、これ以上悪いことはないなって。(母には)『息子、大きくなったよ』『自分も成長したよ』ということを伝えたい」
この様に慰霊式典で述べられています。
まとめ
中華航空140便墜落事故の原因は副操縦士がゴー・レバーを作動させたことに端を発し、コンピューターと人間が真逆の操縦をしたことが原因でした。
また、オートパイロットの改修情報を十分注意喚起を行っていなかったことも原因の一つとなています。
二度とこのような字をを起こらないことと、この事故によって犠牲になられて方のご冥福をお祈りいたします。
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